1993年にJリーグ映像(現:Jリーグメディアプロモーション)によりJリーグ公認のテレホンサービスとしてスタートし、その後、Jリーグカルチャーを発信するウエブサイトとして貴重な役割を担ってきたJ’s GOALは、2015年2月にJリーグ公式サイトと統合された。統合自体はやむを得ないことと理解するサポーターが多いようだが、Jリーグ開幕を前に、ぜひ改善してほしいことがある。
1 各クラブサイトからの発信情報の充実
各クラブからの情報発信が、これまで以上に、サポーターにとっては貴重な情報源となる。過去には、試合後の記者会見コメントをクラブのオフィシャルサイトではなくJ’s GOALで閲覧するサポーターも多かった。また、サポーターを被写体とした写真情報やマスコットなどのコンテンツもJ’s GOALが最も充実していた。これからを担うのは各クラブサイトとなるはずだ。
2 クラブ同士の連携の充実
ちょっとした混乱があった。2015年2月22日は柏レイソルのホームゲームチケット発売予定日。柏レイソルサポーターのみならず、対戦する予定だった横浜F・マリノスサポーターも、チケット購入を予定していた。ところが、チケット発売は中止に。これは予定されていたことだったが横浜F・マリノスサポーターの中には、当日の10時になるまで気がつかない人も多かったようだ。柏レイソルがACLプレーオフに勝利しACL出場権を獲得したためにヤマザキナビスコカップの予選リーグに出場しなくなったために試合が存在しなくなったりリーグ戦の試合日程や発売日が変更になったりしたのだ。このことは、柏レイソルサポーターは理解していた。混乱は横浜F・マリノスサポーターの中にACLプレーオフの結果を把握していない人やACLプレーオフの結果で試合日程が変更になることを把握していない人も多かったことが原因。ぜひ、対戦クラブ同士の連携を強化し、今回の例で言えば、横浜F・マリノスから横浜F・マリノスサポーターへの情報発信をしてほしかった。
J’s GOALの閉鎖を嘆くサポーターは多い。ぜひ、各クラブはJ’s GOALが存在しない穴を埋める以上の情報発信の強化をしてほしい。
※記述を修正しました。当初、横浜F・マリノスの対戦を「ヤマザキナビスコカップ」としていました。正しくはリーグ戦です。ご指摘いただいた皆様、ありがとうございました。